楽天ふるさと納税で寄付したあと、ワンストップ特例の申請を楽天の画面のどこからすればよいのか、紙が届くのを待つのか迷う人は少なくありません。寄付履歴一覧に申請ボタンが出てこない、「申請済み」になったけれどこれで終わりなのか分からない、と迷うこともあります。
楽天で寄付した分をオンラインと紙で申請する手順、申請ボタンが出ない理由と回り道、「申請済み」と「受付完了」の違いを、楽天ふるさと納税の公式ガイドとよくある質問(2026年9月29日確認)の文言で確かめて載せています。後半では、さとふる・ふるなびなど他のポータルと併用したときの5自治体の数え方と、どのサービスで申請するかを整理しました。
自分の寄付がどの方法で申請できるかが分かれば、翌年1月10日の期限までに何をすればよいかを決めやすくなります。
- ✅ 楽天の寄付履歴一覧から自治体マイページ・ふるまどに進んでオンライン申請する流れと、自分の寄付先がどちらのサービスかを確かめられる
- ✅ 申請ボタンが出るのは「楽天以外の寄付も含め5自治体以内」かつ「対応自治体」の場合だけで、出ないときは外部サービスから直接申請できると分かる
- ✅ 「申請済み」はまだ受付前で「受付完了」で手続きが終わること、紙の申請書は寄付時の選択か自分で印刷して用意できることが分かる
- ✅ 他のポータルと併用したときは寄付先を合計で数え、楽天で寄付した分は他社のアプリでは申請できない、という前提で申請方法を選べる
楽天ふるさと納税のワンストップ申請|オンラインと紙の手順
楽天ふるさと納税で寄付した分のワンストップ特例申請は、楽天の「寄付履歴一覧」から外部のオンライン申請サービスに進む方法と、紙の申請書を寄付先の自治体に郵送する方法の2通りです。楽天自身はオンライン申請のサービスを提供しておらず、どのサービスを使うかは寄付先の自治体で決まります。期限はどちらも寄付した翌年の1月10日で、2026年に寄付した分なら2027年1月10日です。楽天はオンラインを「23:59」まで、紙を「必着」と案内しています。
寄付履歴一覧からオンライン申請する手順

楽天ふるさと納税のオンライン申請は、ログインして「寄付履歴一覧」を開き、寄付の欄に表示される申請ボタンから外部のサービスに進んで手続きします。楽天は2022年の寄付分からこの方法を案内しており、使えるのは寄付先の自治体が「自治体マイページ」か「ふるまど」に対応している場合です。
申請の流れ(楽天公式ガイドをもとに作成)
- 楽天にログインし、マイページの「寄付履歴一覧」を開く
- 寄付の欄に表示される申請ボタンから、自治体マイページかふるまどに進む(初めて使うときは外部サービスのアカウント登録が必要)
- サービスの画面の案内に沿って、マイナンバーカードを使って申請する
- 寄付履歴一覧の表示が「申請済み」になり、その後「受付完了」が表示されたら手続きが終わり
寄付先の自治体がどちらのサービスに対応しているかで、使う画面とアプリが変わります。
| サービス | 申請に使うもの | まとめて申請 |
|---|---|---|
| 自治体マイページ(株式会社Workthy) | 自治体マイページとマイナポータルアプリ | 対象自治体なら複数の自治体分を一括で申請できる |
| ふるまど(シフトプラス株式会社) | ふるまどとIAMアプリ(ダウンロードが必要)。推奨ブラウザはSafari・Chrome | 対象自治体なら一括で申請できる(件数の上限あり) |
楽天ふるさと納税「ワンストップ特例制度 オンライン申請手順」(2026年9月29日確認)。
まとめて申請する場合も、最初は各サービスで任意の1件分から登録する必要があると楽天は案内しています。マイナンバーカードを持っていない人は、交付までおおむね1か月かかると楽天が案内しているため、年末に寄付した分は紙で申請するほうが間に合わせやすくなります。
オンライン申請で入力する2種類の暗証番号や、受理の確認のしかたなど、サービスの仕組みはワンストップ特例の申請の記事で整理しています。
まとめ:
- 楽天で寄付した分は、寄付履歴一覧の申請ボタンから外部サービスに進んで申請します
- 使うサービス(自治体マイページかふるまど)は寄付先の自治体で決まります
申請ボタンが表示されない主な理由と申請する方法

楽天の寄付履歴一覧に申請ボタンが表示されるのは、手動で追加した楽天以外の寄付も含めて寄付先が5自治体以内で、かつ寄付先の自治体がオンライン申請のサービスに対応している場合だけです。楽天はこの条件を公式ガイドに明記しており、どちらかに当てはまらないとボタンは出ません。
Q. 寄付先が6自治体以上になっている
A. ワンストップ特例は寄付先が5自治体以内の人しか使えないため、ボタンは表示されません。楽天以外で寄付した分をマイページに登録している場合は、その分も数に入ります。6自治体以上になった場合は確定申告に切り替えます(この記事の後半で扱います)。
Q. 寄付先の自治体がサービスに対応していない
A. 自治体マイページにもふるまどにも対応していない自治体への寄付は、楽天の画面からはオンライン申請に進めないため、紙の申請書を郵送するのが基本です(ほかのオンラインの受付があるかは寄付先の自治体で確かめられます)。楽天は、返礼品ページのバナーや「サービス対象自治体一覧」で対応を確かめられるとしていますが、一覧は最新の対応状況ではない場合があるとも注記しています。
Q. 2021年以前の寄付を申請しようとしている
A. 楽天の寄付履歴一覧からのオンライン申請は、2022年以降の寄付分が対象です。
Q. 対応自治体なのにボタンが出ない
A. 楽天は「申請ボタンが表示可能な自治体は変動しています」とし、この場合はサービス対象自治体一覧で自治体マイページとふるまどのどちらの対象かを確かめ、そのサービスのページ(自治体マイページ:mypg.jp、ふるまど:furumado.jp)から直接申請するよう案内しています。楽天のページを経由しなくても申請はできます。
ボタンは出るのに先へ進めないとき
- 楽天のページからサービスに進めない場合は、自治体マイページやふるまどのページから直接申請できます
- 通信環境の影響も考えられるとして、楽天はWi-Fiからモバイルデータへの切り替えや、VPNを切ることを案内しています
- 楽天市場アプリからふるまどに進んでIAMでエラーが出る場合は、端末を変えるか、ブラウザ(Safari・Chrome)から申請するよう案内しています
まとめ:
- ボタンが出る条件は「手動追加分も含め5自治体以内」と「対応自治体」の2つです
- 対応自治体なら、ボタンが出なくても自治体マイページかふるまどから直接申請できます
「申請済み」と「受付完了」の違い|申請状況の確かめ方
楽天の寄付履歴一覧で「申請済み」と表示されても、まだ申請の受付は終わっていません。楽天の公式ガイドは「申請済み」について「申請受付は完了していません」と注記し、「受付完了」が表示されたら手続きの完了としています。
- 申請済み:オンラインで申請した直後の状態で、受付はまだ終わっていない
- 受付完了:手続きが終わった状態。紙で申請した分が受け付けられた場合も同じ表示になる
- アラート:申請内容に不備がある状態。サービス会社のページで状況を確かめる
寄付履歴一覧に出る「ワンストップオンライン申請が可能な寄付があります」という案内は、申請を済ませても消えません。楽天は、申請した寄付ごとの欄に出るステータスで状況を確かめるよう案内しています。また、楽天側の表示とサービス側の申請状況が一時的に違う場合があるため、表示が変わらないときは自治体マイページやふるまどのページでも確かめられます。
申請したあとに住所や氏名が変わった場合は、寄付した翌年の1月10日までに、使ったサービスのページで申請をし直します。申請内容の変更やマイナンバーカードの変更が必要な場合は、寄付先の自治体かサービス提供会社に確認するよう楽天は案内しています。
まとめ:
- 「申請済み」は受付前の状態で、「受付完了」が出たら手続きが終わりです
- 表示が変わらないときは、サービス側のページで申請状況を確かめます
紙で申請するなら寄付時に「必要」を選んでおく
楽天ふるさと納税で紙の申請書を受け取りたい場合は、寄付を申し込むときに「税金控除申請に必要な書類」で「必要(ワンストップ特例申請用)」を選びます。選ぶと、寄付先の自治体から申請書が送られてきます。
選ぶ場所
- パソコン:返礼品ページの「税金控除申請に必要な書類」の項目
- スマートフォン:「寄付を申込む」を押したあとの画面
楽天は、自治体によっては選んだ内容に関係なく寄附金受領証明書やワンストップ特例申請書が送られる場合があるとしています。書類は注文者情報の住所(住民票の住所)に送られ、返礼品より後に届くこともあります。
紙で申請するときに気をつけること
- 寄付1回ごとに1通:同じ自治体に2回寄付したら2通必要です。楽天は、寄付の回数が多い人はオンライン申請や確定申告のほうが手続きが簡単な場合もあるとしています
- 寄附年月日:楽天は、カード決済なら申込日、銀行振込なら振込日を書くよう案内しています
- 期限:寄付した翌年の1月10日までに寄付先の自治体に必着です
- 本人確認書類:マイナンバーカードなら表と裏のコピーを同封します。従来の健康保険証は、厚生労働省によると2025年12月1日で有効期限が終わっているため使えません
本人確認書類の組み合わせと、受け付けられない不備の例は、ワンストップ特例の申請の記事でまとめています。
まとめ:
- 紙の申請書を自治体から送ってもらうなら、寄付のときに「必要(ワンストップ特例申請用)」を選びます(自分で印刷することもできます)
- 寄付した回数だけ申請書が必要なので、回数が多い場合はオンライン申請とも比べておくと安心です
本人確認書類の組み合わせと、受け付けられない不備の例、期限に間に合わないときの切り替え方をまとめています。
申請書が届かない・なくしたときは自分で印刷する
ワンストップ特例申請書が届かない、なくしたという場合は、楽天ふるさと納税の「紙面での申請手順」のページから申請書のPDFをダウンロードして印刷すれば、そのまま使えます。自治体から届くのを待つ必要はありません。
楽天は、年末は自治体の作業が多く対応が遅れる場合があるとして、年末に寄付した人は締め切りの翌年1月10日に間に合わせるため、自分でダウンロードした申請書ですぐに送ることもできると案内しています。
- 楽天アプリでは一部のスマートフォンでダウンロードできない場合があるため、楽天はブラウザからのダウンロードを勧めています
- 申請書の「寄附年月日」は、楽天の案内ではカード決済なら申込日です(日付は楽天の寄付履歴一覧でも確かめられます)
- 申請書と本人確認書類の写しは、寄付先の自治体ごとに送ります
- 申請したあとに住所などが変わった場合の変更届出書も、同じページからダウンロードできます
寄附金受領証明書が届かない場合は、寄付先の自治体のページに載っている連絡先に問い合わせるよう楽天は案内しています。
楽天ふるさと納税と他のポータルを併用したときのワンストップ申請
楽天ふるさと納税と、さとふる・ふるなびなど他のポータルサイトの両方で寄付した場合、ワンストップ特例の「5自治体以内」はポータルごとではなく、1年間の寄付先すべてを合わせて数えます。申請に使えるサービスはポータルごとに違い、他社のアプリから楽天で寄付した分を申請することはできません。
5自治体はポータルをまたいで数える|楽天以外の寄付も登録
ワンストップ特例の「5自治体以内」は、楽天・さとふる・ふるなびなど、どのポータルで寄付したかに関係なく、その年に寄付した自治体の合計で数えます。総務省は、ワンストップ特例を使えるのは寄付先の自治体数が5団体以内の場合に限ると案内しており、ポータルごとの上限ではありません。
数え方の例
- 楽天でA市・B町・C村、さとふるでD市・E町に寄付 → 5自治体なのでワンストップ特例を使える
- 楽天でA市・B町・C村、さとふるでD市・E町・F市に寄付 → 6自治体なので確定申告が必要
- 楽天とさとふるの両方で同じA市に寄付 → A市は1自治体として数える
楽天のマイページには「楽天以外での寄付状況」を登録する機能があります。楽天は、寄付履歴一覧の申請ボタンは「手動で追加された寄付分も含め5自治体以内」の場合に表示されるとしており、楽天以外の寄付を登録すると、その分もボタンの判定に入ります。ほかのポータルでの寄付を登録しておくと、楽天の画面で寄付先の数を確かめやすくなります。
まとめ:
- 5自治体は、全部のポータルの寄付先を合わせた数です
- 同じ自治体に別のポータルから寄付しても、1自治体として数えます
他社のアプリは自社の寄付だけ|楽天分は外部サービスで

さとふる・ふるなび・ふるさとチョイスが自社のアプリで提供しているオンライン申請は、どれも自社で寄付した分しか申請できません。楽天は自社のオンライン申請サービスを持たず外部サービスへ案内しているため、楽天で寄付した分は、寄付先が対応していれば自治体マイページかふるまどで、対応していなければ紙で申請します。
| ポータル | 自社のオンライン申請 | 他のポータルで寄付した分 |
|---|---|---|
| 楽天ふるさと納税 | なし(自治体マイページ・ふるまどへ案内) | — |
| さとふる | さとふるアプリ | 「さとふるで行った寄付のみ申請可能」 |
| ふるなび | ふるなびワンストップ e申請(ふるなびアプリ) | 「他サイトの寄附情報は申請できません」 |
| ふるさとチョイス | チョイスアプリ ワンストップ申請 | 「申請できません」 |
各社の公式ページ(2026年9月29日確認。ふるなびのページは「2024年10月9日現在」と記載)。
自治体マイページとふるまどは、どちらを使えるかが寄付先の自治体で決まるサービスです(ふるまどはポータルによって使えない場合もあります)。寄付先の自治体が対応していれば、楽天以外で寄付した分も同じサービスで申請できる場合があります。ただし、ふるまどは対応していない自治体やポータルサイトもあると案内しており、申請には自治体の寄附受付番号かポータルの管理番号が必要です。
Amazonふるさと納税で寄付した分の申請書の受け取り方は、Amazonふるさと納税のやり方の記事で扱っています。
まとめ:
- 他社のアプリで、楽天で寄付した分は申請できません
- 楽天分は、寄付先が対応していれば自治体マイページかふるまど、対応していなければ紙で申請します
6自治体以上になったら確定申告|楽天の電子証明書は楽天分だけ
楽天と他のポータルを合わせて寄付先が6自治体以上になったら、ワンストップ特例は使えないため、その年の寄付をすべて確定申告します。楽天は、確定申告が自動的に優先されてワンストップ特例で申請した分は無効になるとして、すべての寄付分を申告するよう案内しています。
Q. 楽天の電子証明書だけで確定申告できる?
A. 楽天で寄付した分しか載っていません。楽天は、自社が発行する「寄附金控除に関する証明書(電子データ)」には楽天ふるさと納税で行った寄付のみが記載されると案内しています。他のポータルで寄付した分は、自治体から届く寄附金受領証明書も用意します(ポータルが証明書のデータを発行している場合は、それを使える場合もあります)。また、楽天会員でない状態やログインせずに行った寄付は、楽天の電子証明書に含まれません。
Q. 電子証明書は印刷して使える?
A. 楽天は、電子証明書の紙での発行や郵送には対応していません。印刷して使う場合は、ダウンロードしたXMLファイルを国税庁の「QRコード付証明書等作成システム」で読み込み、プリントアウトしたものを確定申告書に添付する方法を楽天は案内しています。
確定申告に切り替える手順と申告の期間は、ワンストップ特例の申請の記事でまとめています。
この記事の結論・確認ポイント
- 楽天ふるさと納税で寄付した分は、寄付履歴一覧の申請ボタンから自治体マイページかふるまどに進んでオンラインで申請するか、紙の申請書を寄付先の自治体に郵送します。期限は寄付した翌年の1月10日(2026年寄付分なら2027年1月10日)です。
- 申請ボタンが出るのは、楽天以外で寄付して登録した分も含め5自治体以内で、寄付先がサービスに対応している場合だけです。対応自治体なら、ボタンが出なくても外部サービスから直接申請できます。
- 「申請済み」は受付前の状態です。「受付完了」が表示されるまで、寄付履歴一覧かサービス側のページで確かめます。
- 紙で申請するなら、寄付のときに「必要(ワンストップ特例申請用)」を選ぶか、楽天のページから申請書を印刷します。年末は申請書が届くのを待たずに印刷して送る方法もあります。
- 他のポータルと併用したときは、寄付先の自治体を合計で数えます。6自治体以上なら確定申告に切り替え、楽天の電子証明書に載らない他社分の証明書も用意します。
- 寄付先の数、寄付先が対応しているサービス、マイナンバーカードの有無の3つを先に確かめると、オンラインと紙のどちらで申請するかを決めやすくなります

